ご家庭目線の包丁の鋼材/白・青鋼なのか、ステンなのか問題について＾＾

こんにちは、マチミィです(*´-`)ﾉｼ

今日の記事は前提として、ちゃんとしたメーカーさんが作成した、しっかり想いの込められた包丁であるということを念頭に置きます＾＾
※白・青鋼などの錆びやすい鋼材を炭素鋼と表現します。

最初に結論を書きますと、『切れ味で選ぶのではなく、生活スタイルに合わせましょう！』です♪

包丁においてよく言われるのは、炭素鋼の方が錆びやすい代わりに、切れ味が良く、切れ味が落ちるのが遅い。
まさにその通りなのですが、これを聞くと、
『手入れが少々手間でも、切れ味がいいんでしょう？なら炭素鋼にしようかな・・・』
となりませんか＾＾？
炭素鋼の包丁も、ステンの包丁も愛用しているマチミィとしては、この意見に少し『待った』です。

炭素鋼の包丁は、みなさんが思っているよりも錆びやすいです。
錆びや変色について日常的に実験しているので、参考にしてみてください。
www.machimy.com
こちらですね＾＾
これを見てもわかると思いますが、
『あ、ここまでやっても錆び（変色す）るんだ』と思うと思います。

手入れというのは、料理中にすぐに洗うことに加え、変色した包丁を時々ヤスリで磨いてあげることなども含まれてきます。

錆びを気にしないというのも一つの結論かと思いますが、錆びが深くなると包丁の寿命が極端に短くなりますので、あまりおすすめは出来ないです。

よく耳にするのが、『結局錆びるのが嫌だから使わなくなってしまった』という意見です＞＜
それから、『思ったより切れなかった』
これは、結局錆びが原因だったりします。
炭素鋼な以上、刃先も錆びるんですよね。
目に見える刃の辺りが錆びているなら、当然切るところも錆びているわけです・・・
こうなると、手入れの中にはこまめに研ぐことも入ってきます。
ここで『え？』となる方は大正解です。
『切れ味が落ちるのが遅い』と矛盾していますよね。
この一文には（）があるんですよね。
『（ちゃんと手入れ・工夫をしていて、錆びさせないような使い方ができているなら）切れ味が落ちるのが遅い』
というわけです。
工夫というのは、こまめに濡れた布巾で拭いながら使うとか、そもそも錆びやすい食材は切らないとかですね＾＾

一方で、ステンが早く切れやむ、あまり切れないというのは、とても大きな誤解があると思っています。

それはなにか？
みなさんステンの包丁を同価格帯の炭素鋼・ステンの包丁で比べてしまっていることが多いんです。
2000円のステンの包丁も購入時はよく切れるのですが、全鋼だったりして研ぎにくいことが多いです＞＜
そうなるとご家庭では砥石も揃っていないでしょうから、切れ味を出せない。
比べて、2000円の炭素鋼の包丁はステンの包丁よりよく切れ、研ぎやすい。
それは炭素鋼の方が良い印象になりますよね。
これが『炭素鋼の包丁がよく切れ、ステンの包丁は切れない』という誤解を生んでいるのかと思います。
これをなぜ誤解と表現できるのかといえば、
ひとつは原価を考えればすぐに答えが出ます。

炭素鋼よりステンの方がそもそも原価が高いんですよ。
鉄製品とステンレス製品を比べると、一目瞭然じゃないですか？
家具とかでもそうですよね＾＾
2倍くらいする製品も多くあります。
ステンレスは、それくらい原価が高いですし、加工にも手間がかかるんです。

原価・加工費が違うものを同価格帯で比べるのはそもそもとして厳しすぎますよね。
1.5倍は見るべきだと思いますので、
2000円のステンの包丁と比べるなら、1300円くらいの鋼の包丁と比べるべきなんです。
1000円ちょっとの包丁は、しっかりとした造りとは言えないものが多いですよね(･_･;
そういうことなんです。

もうひとつは、実経験です＾＾
『ステンの包丁も抜群によく切れますし、切れ味がすぐ落ちるような印象もありません＾＾』
これとか、

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これとか＾＾

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良く切れますよね♪

同じ形・同じ薄さの包丁の新品時の切れ味だけを比較したら、それは当然炭素鋼の包丁に軍配が上がります。
それは否定しません＾＾
ですが、包丁は研ぎながら使っていくものです。
最初の結論でも書きましたが、ご家庭で必要な切れ味でしたら、正直刃先だけの研ぎでどうとでもなります。
※定期的に信頼している研ぎ屋さんに研ぎ抜きしてもらう必要があることは誤解のないように書いて置きます。

長く書いてしまいましたが、
『こまめに手入れをして、包丁と向き合う時間が取れるなら炭素鋼の包丁は最強』
『そうじゃないなら、ステンの包丁を選んだ方が、結果として安定した切れ味を得ることができる』
※注意事項※
『どこともわからない売りっぱなしの安価なステンの包丁を買うならば、長い目で見て、ちゃんと想いの込められた包丁を選んでほしい』
ということになります＾＾

ご家庭で包丁と向き合って、切れ味を追求したい！という方は、ぜひともマチミィと語り合いましょうｗ
マシュマロも募集中です♪
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包丁の記事のみをまとめています。
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こちらですね♪

使っているステン系の包丁についてはこちら♪
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