マチミィ'S DIARY

包丁のことや育児・日常のことを毎日更新中♪

酔心伝承を購入しました!!

こんにちは、マチミィです。
昨年新登場した酔心伝承の240㎜の牛刀を購入したので紹介していこうと思います。
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まず梱包を開けた時に手提げ袋のかっこよさに驚きました!
私は郵送していただきましたが、この手提げに入れて持って帰りたかったですねw
酔心伝承シリーズといえば、本職の和食料理人さんがものすごいこだわりで選ぶようなクオリティの包丁です。
マチミィも家に迎えたのだから、心を込めて一緒に歩んでいきたいと思います。

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包丁の紹介

 

今回購入した伝承シリーズの想いをHPから一部抜粋して引用させていただきました。
酔心さんの包丁には想いが込められた銘がつけられているシリーズがあり、こだわりがひしひしと伝わってきます。

酔心伝承

酔心伝承は、現在の調理場に対応すべく作られたシリーズです。
受け継がれてきた伝統的な製法と、現代の技術、そして富樫氏の経験を融合させ、もっと鋭く、もっと切れ味を長く保つ、究極の和庖丁を完成させました。 優れた鋼材が多く生まれる現代でも、昔ながらの炭素鋼による鋭く滑らかな切れ味を求める調理師さんは後を絶ちません。

時代の流れと共に調理場の環境も変わり、まな板は木製からポリエチレン製に変わりました。
環境の変化に沿うように、昔ながらの製法で作られる本職用和庖丁も進化しています。

これから和食の本流を目指す全ての調理師にお薦めしたい逸品です。
この品質は、後世に受け継がれるべき物と考え「伝承」と銘打ちました。

 

suisin.co.jp

鋼は最高峰の白一鋼。
鍛治師さんは堺の伝統工芸士である富樫憲治さん。
刀身の厚みは2㎜程とかなり薄く、240㎜とは思えないほど軽いです。
表にマチミィのロゴ、裏に名前をレーザー刻印していただきました。

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こんなに細かくて深く刻印していただけるなんて驚きです。
メーカーさんによっては少し紙やすりでこすっただけで見えなくなってしまう程度の深さしか刻印してもらえずに、錆びのメンテナンスを一度しただけで見えなくなってしまうことも多いので、ここまで深く刻印していただければ、日頃のメンテナンスをする程度では消えずにずっと残っていてくれると思います。
自分だけの包丁という感じがとても嬉しいので、酔心さんから包丁を購入する際には是非お願いしましょう!
イラストレーターを使用できる方なら、データ化すればマチミィのようにイラストやオリジナルフォントの文字を刻印することが出来るので、自分だけのオリジナルマーク・文字を作成するのも素敵ですね。
もちろん酔心さんが持っているフォントでも名前を刻印していただけるので、自作出来ない人も安心ですよ。

 

使用感について


切れ味は、ドン引きするくらい切れます。
意外と知らない人が多いのですが、新品の包丁は大概切れ味はそこそこで、長く切れて、そうそうすぐには刃が欠けたりしないようなバランスに設定されています。
純粋な切れ味として見るのであれば、その包丁が持っているポテンシャルの70~80%程度に設定されているメーカーさんが多いのではないかと思います。
これは、どのような使い方を購入してくれた人がするか解らない為、最初からキレッキレの仕上がりにして刃が欠けたりしないようにするためのメーカーの心遣いです。
それを踏まえた上で、私がポテンシャルを100%引き出せるような、切れ味の事しか考えていないような研ぎ方をしたVG10の研ぎ立てホヤホヤのめちゃめちゃ調子良く研ぎ上げられた時の状態よりもやや切れます…
これは研いだらどうなるのか…切れ味重視に研いだ後がとても楽しみです。
こちらも後日紹介させていただけたらと思います。

 
かなり軽いので、240㎜とは思えないほど細かい動きがストレスなく出来ます。
玉葱を5㎜角に切る作業をしていたのですが、205㎜になった藤次郎の牛刀と比べても、大きくて取り回しがしにくいはずの伝承の方が使用感が良く感じました。
藤次郎牛刀は持ち手に重心があるのに対して、酔心伝承は刀身の中程に重心があるのも使いやすさに影響していると思います。
牛刀にしては52㎜と幅が広いので、食材を包丁に乗せて移動するときも非常に使い易いです。
少し包丁に重さが欲しい時には軽すぎるかな…?と思います。
重さが欲しい食材は基本的にはカボチャやサツマイモのような硬い食材だと思いますので、自信のない方は刃を欠けさせたりさせないためにも違う包丁で切った方が無難だと思います。
マチミィがカボチャを切ってみたところ、特に問題は感じませんでしたが、一応念のためということで。

 

お値段

価格はなんと57200円!
相当奮発しました・・・本当に大切にしていきます。

 

まとめ

以上が酔心伝承のレビューになります。
本当に使いやすくて、最高の切れ味の包丁です。
これからかなり切れ味重視に育てていって行こうと思っているので、とても楽しみです。
最高峰の切れ味を牛刀に求めている方は、ぜひ検討してみてください。
必ず期待に応えてくれる包丁だと断言いたします。

おまけ

マチミィは酔心さんにとてもお世話になっており、持っている包丁以外にも色々なお話を伺っています。
皆さんと共有したい包丁や砥石がありますので、いずれ小話でお話させていただきますが、せっかく伝承の紹介をしたので少しだけお話しますね。

 

鬼手仏心

マチミィが購入した酔心さんの身卸出刃には「鬼手仏心」と銘がつけられています。
こちらもHPから一部抜粋して引用させていただきました。

■名前の由来とコンセプト■

鬼手仏心 

名前の由来は、外科の医者に通ずる言葉です。
外科医は人の体にメスを入れます。それは一見鬼の手のように見えます。
しかし、それは患者の体を治そうと思う仏の心です。

その思い、心を庖丁にも与えたく、この名前を選びました。
調理を始める際、特に和食では魚を捌きます。一番最初に魚へ入れる庖丁は出刃庖丁です。
人が生きて行くためには、食べなくてはなりません!
食べ物(魚や肉、野菜)に感謝しながら、美味しく調理する為の道具として。

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包丁への想いやこだわりを感じるとても素晴らしいコンセプトですよね。
このような思いを込められた包丁なので、使うたびに気持ちが引き締まって、食材に感謝しようという気持ちになれます。
本当に良い出刃包丁を購入したいと探している方は、鬼手仏心は非常に素晴らしい包丁なので一考してみてください。

 

 

プレミアムINOX

こちらはマチミィは現在所持していない包丁になります。
次に買う包丁はこちらのプレミアムINOX180㎜の三徳包丁の予定なので、紹介しておきます。

www.suisin-shop.com

スェーデンINOX鋼というステンレス系の全鋼の包丁で、柄はマイカルタです。
鋭い刃がつき、研ぎやすく、刃持ちが良いという3点セットがバランスの良い鋼材だそうです。
どれかに特化させると違う鋼材に軍配が上がることもあるそうですが、この辺りは好みやニーズの話になってきますので、検討する際にご注意ください。
総合力で評価の高いということはそれだけ使用感が良いということですので、マチミィとしてはとても気になる包丁です。
伝承は鋼の包丁ですので、こちらの三徳はヒー君が近くにいる時など、すぐに洗えないような時に使用して行こうと考えています。
刀身を薄く作ってあるため、かなり研ぎ減らしても研ぎ抜きが必要ないほどだそうです。
注意点としては伝承と同じく、作りが薄いためカボチャなどの硬いものを切る際に刃を欠けさせないように神経を使うそうです。
全鋼である事と、切る食材を選ぶ事がありますので、最初の1本にはマチミィとしてはオススメできないかな・・・?と思います。
料理や包丁の使い方が上達してきて、2本目の包丁にステンレス製のキレッキレの切れ味が出せる包丁が欲しい!!と検討している方達にオススメな包丁なのかなと思います。
購入してからまたレビューしたいと思いますので、お楽しみに!
まだまだ紹介したいですが、今回はこの辺りで!!

 

余談

今回の伝承を購入したのは、現在使用中の藤次郎牛刀の幅が35㎜ほどに短くなってしまい、みじん切りなどがやりにくくなってしまったためでした。
幅35㎜になって牛刀としては力不足になっても、まだまだ活躍できる場はあります。
そこで思い切って180㎜ほどに小さく作り変えてあげました。
なかなか上手に出来て使用感もググッと上がったので、後日ビフォーアフターを紹介出来たらと思います、お楽しみに!
それでは、最後まで見ていただいてありがとうございました。

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