マチミィ'S DIARY

包丁のことや育児・日常のことを毎日更新中♪

良い包丁について^^第二弾〜手打ちの包丁〜

こんにちは、マチミィです(*´-`)ノシ
第一弾はいかがでしたか^^?
内容が重複してしまう部分がありますが、こちらから見てくれている人もいらっしゃると思うので、ご了承ください。
それでは、皆さんは包丁にどんな印象をお持ちですか^^?

料理を作る道具であるということは間違いないわけですが、今日は少しその先まで考えて行きたいと思います。

包丁には根本的なところを考えると2つ種類があります。
ひとつが第一弾でお話した型抜きの包丁。
もう一つが手打ちの包丁。
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今回は手打ちの包丁について話していきます^^
第一弾の型抜きの包丁についてはこちらからどうぞ♪
www.machimy.com

さて、まずは今回も『三方良し』についてお話しておきたいと思います(*´-`)
『三方良し』皆さんは知っていますか^^?

『三方良し』とは
・自分良し
・相手良し
・世間良し
この三方を指しています。
売り手が満足し、買い手が満足し、世の中にとっても良いものであるべきだ!という言葉ですね。

結局のところ、
・自分の利益しか考えず、相手のことを考えない。
・詐欺詐称をする。
このようなことを繰り返しているといつか自分に返ってくるものです。

手打ちの包丁はかなりこの傾向が顕著だと思います。
それでは少し深く考えて見て見ましょう。

鍛治師の方や刃付け師の方は何年も何年も修行をして、一本一本手作業で包丁を作っています。
料理人の方や私たち家庭から、直接なにかを言ってもらえる機会も少なく、ひたすらにひたむきに『少しでも良いものを』『料理をする人たちが少しでも使いやすいように』と考えて考えて手作業で包丁を作っている姿は、まさに『職人』という言葉が似合いますね。
勝手に偏屈で頑固そうな親父さんを想像してしまうのはマチミィだけでしょうかw

さて、手打ちの包丁の三方よしはどうなっているでしょうか。
『自分良し』
製作者の職人さんたちは、
・使い手(買い手)のことを考えて日々修行を繰り返し、技術を磨いて、料理をする人たちに届ける。
・包丁を買ってもらった利益で設備をよくしたり、作業場の環境を整えたり、自分たちのモチベーションを保てるようにする。
販売している皆さんは、
・職人さんと買い手を繋いで、お互いが満足できるように調整する。
・職人さんが対応しきれない部分のアフターフォローを受け持ち、丁寧な対応を実現する。
・利益をちゃんと確保し、常に満足のいくサービスを提供できるように備える。
このような感じでしょうか^^
『相手良し』
では私たち買い手は?
・職人さんが一つ一つ手作業で作った、唯一無二『手作り』の想いが込もった包丁を、購入・使用することができる。
こうなりますね^^
クリーマなどのハンドメイド専門の販売サイトも沢山ありますし、皆さん『手作り』には暖かさを感じますよね(*´-`)
『世間良し』
私たちの料理を支えてくれている包丁は、世の中にとって良いものですよね。
また包丁作りは地域により『伝統工芸品』に認定されています。
経済産業省のページを見に行くと、
・越後三条打刃物
・越後与板打刃物
・信州打刃物
・越前打刃物
・堺打刃物
・播州三木打刃物
・土佐打刃物
刃物としてはこちらが認定を受けているようです。
※令和4年3月18日現在の情報を参照しています。

ちなみに、経済産業省によると伝統工芸品とは、

  • 主として日常生活の用に供されるもの
  • その製造過程の主要部分が手工業的
  • 伝統的な技術又は技法により製造されるもの
  • 伝統的に使用されてきた原材料が主たる原材料として用いられ、製造されるもの
  • 一定の地域において少なくない数の者がその製造を行い、又はその製造に従事しているもの

とのことです、法的に定められるようですね!

日本の伝統の技を磨き、廃れないように次の世代へ継承していく。
これだけでも充分な社会貢献といえますね。
ちなみに私が信頼している酔心さんの鬼手仏心と伝承は『堺打刃物』の伝統工芸士/富樫憲治さんの包丁です^^
つまりマチミィは日本が守っていくべき伝統であり、世界に誇れる『伝統工芸品』で日々料理をしているんですね♪
なんとも素敵な響きですよね(´∀`*)

さて、もうなんとなく言いたいことも分かってきてもらえている気がしますね(*´-`)
つまるところ、
『高ければそれだけで良い包丁ということではない』
ということと、
『このメーカーさんはちゃんと想いの込もった包丁を販売・製造しているな』
皆さんが信じられる包丁が、本当の意味で良い包丁だということです(*´-`)

『良い包丁』を求めようとすると、やはりそれなりに高価になってきます。
なぜなら、上記の通り皆さんに良いものを届けようと想い作られているからです。

皆さんにとって『良い包丁』を是非選んで、毎日の料理の相棒として、20年.30年後に、
『この包丁とずっと頑張ってきたんだ(*´-`)』
と笑えるような包丁と出会えることを願っています。
そのためには、私たち料理や研ぎの素人がずっと包丁のメンテナンスをしていくには、いずれ限界がきます。
どうしても、アフターフォローのしっかりしたメーカーさんでの購入が必須です。
実際のところ、『良い包丁』を販売・製造しているメーカーさんはアフターフォローにも必ず力を入れています。
皆さんから『信頼できる』と思ってもらえるためには、アフターフォローが重要だとちゃんと考えてくれているからですね^^
逆にアフターフォローの充実していないところは要注意です!
『自分良し』ばかりで、売れれば良いと考えていて、
『相手良し』が抜けている可能性があるからですね。

マチミィが信頼している酔心さんは先述の通り伝統工芸品に登録されている堺打刃物のメーカーさんです^^
信頼している理由についてはこちらです♪
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二弾に分けて書いて行きましたが、いかがだったでしょうか^^
鋼材のことだけを考えた『良い包丁』という見方ももちろんできますが、このようにマインドの面からも深く考えていくと、皆さんが長く連れ添える相棒を見つけられるのではないかと思います(*´-`)
それでは、最後まで見ていただいてありがとうございました(´∀`*)

包丁のことが気になる方はこちらにまとめてあります♪
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