こんにちは、マチミィです。
今回は包丁のベタ研ぎについてざっくりお話していきます。
包丁の研ぎ方には大きく分けて3つあります。
ベタ研ぎ
小刃研ぎ
糸刃研ぎ
今回はベタ研ぎについてです^^
ベタ研ぎ
和包丁でみると分かりやすいですね。
鬼手仏心の刻印がしてある部分が平。
砥石の研ぎ跡が見える部分が切刃。
刃先の波があって色が変わっている部分が刃金(鬼手仏心は白二鋼です)
この切刃の部分全体を砥石にベタッと当てて研ぐことをベタ研ぎといいます。
また平面精度の高い砥石(ダイアモンド砥石や10000番を超えるような硬い砥石など)で研いだ時にビシッと砥石が切刃全面に当たる状態を直刃。
柔らかい砥石が少し減ってきた状態(凹んでいる状態)で砥石全体が当たる状態をハマグリ刃。
この2つの状態にマチくんは区別しています。
※色々な表現がありますので、違う人が違う表現で直刃・ハマグリ刃を使っている場合があります。
直刃に刃を作れる人は玄人であり相当技術がないと出来ないと思います。
理由としては、忍耐力と集中力が尋常じゃなく必要だからです。
ひたすらに砥石を面直ししながら、ひたむきに研ぎに向き合う必要があります。
少しでも砥石が凹んでいる状態で研いだ時、その凹みは確実に包丁にコピーされます。
そうすると、包丁の形状はハマグリ刃に移行します。
その集中力と姿勢を保てるのは、真摯に包丁と向き合ってきた人にしか出来ないと思いますね。
完全に直刃に包丁を育てると、瞬間的な切れ味にはうっとりしますが、めちゃめちゃ欠けやすくなりますw
直刃の状態が100%だとすると、そこからどれだけ切れ味の%を下げないように刃を強くするのかというのが切れ味の追求の面で課題だと思います。
ちなみに110%に出来ないのか?と思ってやってみたことがありますが、そうなると鋼材が耐えきれなくてちぎれるようです。
ざっくりなのでこれくらいにしたいと思います^^
それでは、最後まで見ていただいてありがとうございました。